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女優
第11章 監督と若女将

いつしか時間が流れ、
大広間には誰も居なくなっていた。

「あらいやだ、もうこんな時間だわ…
私、明日の朝も早いので
そろそろこれで失礼させていただきます」

若女将はそう言って席を立とうとした。


しかし、思いのほか深酒をしてしまったのだろう

立ち上がろうとしたが
天井がグルグル回り出して
安岡にもたれかかってしまった。

「おっと大丈夫ですか?」

偶然にも安岡の手が若女将の胸へ…

「こりゃ失礼…」

そう言いながらも安岡は若女将の胸を揉んだ。


「ずいぶん酔っているようですね、
私が部屋までお連れしましょう」

若女将の肩を抱いて
千鳥足の二人は大広間を後にした。

さて、部屋へ連れて行ってあげると
言ったはいいが
肝心の若女将の部屋がどこなのか
かいもく見当もつかない。

『俺の部屋でいいか…』

安岡は自分の部屋に若女将を連れ込むと、
布団の上にやさしく寝転がした。

若女将の和服の裾が乱れて生足が露出した。





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