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女優
第12章 愛子の人生
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「すごく気持ち良かったわ。
ペニスの大きさなんてどうでもいいのよ。
これからは自信を持って女の子を抱いてね」
短時間だったが、
どの男よりも気持ちよくしてくれたので
愛子は感謝の気持ちを込めて
ペニスにお掃除フェラを施した。
小さく萎み、
グニャグニャになったお粗末なペニスは
口にすると、
ペニスを舐めているというよりは
大きめのわらび餅を
しゃぶっているような感覚だった。
「監督…カメラ、お願いできませんか?
最後に俺にも愛子ちゃんを抱かせて欲しいんです」
近藤が意を決したように安岡に申し出た。
「だめだ。悪いが帰りの電車の時間が近づいている。
尺も充分取れたし、これ以上の長居は無用だ」
安岡は近藤と愛子が
デキているのを薄々気づいていた。
抱かせてやりたいが
自分だって若女将とヤリたいのを
我慢しているのだ。
ここはプロ根性を見せて我慢しろと心を鬼にした。
撤収!
安岡のその言葉に
愛子のボディを堪能した男たちが
蜘蛛の子を散らしたように去っていく。
一人残された愛子は慌ただしく温泉で
ザーメンだらけの体を清めた。
帰りの電車の車内では誰もが無口だった。
それぞれが自分の胸に去来する想いを
咀嚼するのに必死だったのだ。
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