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第8章 花守乙帆 39歳⑥変態売春婦妻

　ちなみに佐伯が選んだその混浴の温泉場は、ネット上の掲示板などでは、変態プレイのカップルが御用達にしているので有名な場所だった。ゲイで言う『ハッテン場』と言うやつである。

　そのため露出痴女や貸し出しプレイに理解のある入湯客、つまりは密かにそれが目当てで通っている単独男性もあろうかと言うことで、佐伯はあらかじめセッティングしておいたのだった。

　だがもちろん、乙帆に他の男性を誘ってその場でセックスしろと命じるようにまでなるとは、思っても見なかった。それどころか最初の乙帆の恥ずかしがり方では、佐伯と一緒に入るのも中々ハードルが高かったに違いない。


(乙帆ほど化ける女もいないな)

　今に、乙帆は知らない男のちんぽに見境なく興味を持つシリアル淫乱女になるだろう。ただ、これから日常に戻ったときに無差別に男を求めるようになっては困る。なので、自制心を養う調教が必要になるに違いない。