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抱き屋~禁断人妻と恋人会瀬
第16章 九谷柚葉 18歳④どスケベ抱き枕妻
「いっぱい熱いの出てきて幸せです…」

 手折れそうな足を、思いきり開き、柚葉は小さな自分の性器に指を当てる。腿の内側から腕を回して、両手の指でラビアを開こうと言うのだ。

「…ああ、垂れてきちゃう…」

 すると、極薄の桃色の柔肉から、とろり、とろりと、色のついた精汁がこぼれおちてきた。やはり、血が混じっている。処女膜が剥がれきれていなかったのだ。佐伯は今、ほとんど柚葉の処女膣に射精したに等しい。

「もしかしたら、赤ちゃんが出来ちゃいますね…」

 羞恥に頬を染めた柚葉は、嬉しそうに含み笑いをした。大恩ある九谷家の令嬢を孕ませたとあれば、さすがの佐伯も涼しい顔ではいられない。

「無謀だなあ」

「大丈夫ですよ」

「大丈夫って…」

「もう、考えてありますから」

 あまりあっさり言うので佐伯は、呆気にとられる。大人しく引っ込み思案に見えるが、柚葉は変な度胸がいいのである。

「わたしの婚約者…おじさまと同じ血液型なんです。少し前に中出しもしてもらってますから、出来てしまえば、それが跡継ぎになるだけです…」

 と柚葉は、とんでもないことを平気で言う。到底叱れる立場ではないとは思ったが、これには佐伯も黙ってはいられなかった。

「そう言う問題じゃない。君にも、未来があるだろう?」

 柚葉はまだ、学生だ。せっかくやりたいことが出来る年代なのに、不慮のことで身ごもってしまったら勿体ない。喪った時間だけは、どんなことをしても取り戻せないのだ。

「嬉しいです…柚葉は、おじさまのそう言うところが好き。いざと言うときは、きちんと叱ってくれるから」

 柚葉は微笑むと、佐伯の首に腕を回して軽くキスをしてきた。
「でも、本当に大丈夫なんです。ちゃんと、アフターピルを持ってきています。これを飲めば、妊娠しません」

 と、言うと柚葉は、和装の手提げからその薬を出してみせた。念のため薬の内容を確かめてみて佐伯は、どっと重いため息をついた。

(とんだ不良娘だな…)

 端から見れば柚葉は、名家九谷家きっての品行方正なお嬢様なのである。そんな完璧な令嬢をおしとやかに演じながら、陰では色好きの熟女妻も顔負けの中出し不倫を堂々としてのけているわけだ。

 儚げな外見とは裏腹の柚葉の女としてのしたたかさには、さすがの佐伯も舌を巻いた。
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