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抱き屋~禁断人妻と恋人会瀬
第18章 九谷柚葉 18歳⑥変態茶道妻
 SMの定番とも言える蝋燭責めは、火傷が目的ではない。実際は、刺激だけを与える低温蝋燭を用いる。

 この蝋燭なら肌に落ちる蝋は45℃前後、少し熱い風呂くらいだ。もちろんそれも、肌に雫を垂らされれば、火傷したかと思うほど熱い。

 狭い茶室は逃げ場がなく、蝋燭責めには最適かも知れないが、火を使うので注意することと、畳を養生するために念入りにシートを敷くことは十分、気に留めておかなくてはならない。

 それと言うのも冷えた蝋はまた、パリパリに固まるのである。後始末にはそれを、残さず回収しなくてはならない。

「身体にもローションを塗るよ。裸になって」

 と、佐伯が言うと柚葉はするすると襦袢を脱ぎ落とした。

「お祖父様が大切にしているお茶室で裸になるなんて、ドキドキします…」

 柚葉は声を震わせて言った。初々しい柚葉の裸体に赤い縄がかけられた姿は、格調ある茶室で見ると、尚更にいたましい。

 佐伯はその儚い令嬢の裸体に、満遍なくローションを塗り立てた。こうすると肌がヌメヌメ光って緊縛肢体がより悩ましく見えるが、目的は蝋燭責めの後、肌から冷え固まった蝋を剥がしやすくするためである。

 何かと細かい配慮が、このプレイには必要なのだ。

「脱いだらビニールシートの上へ座って。…まずはきちんと正座しろ」

 切り詰めた佐伯の口調が『命令』の色を帯び、柚葉は吐息を甘く弾ませた。

「はい…ただ今、おっしゃる通りに致します…」

 ローションまみれの柚葉は素足でビニールシートへ上がると、膝を折って言われた通りにした。

 さすがさっき茶の湯の点前を見せてもらっただけに、淫らな責めを受けるときも背筋がすらりと伸びて、姿が美しい。

 特に髪を束ねた襟足から細長い首の儚いラインが悩ましく、細かく散りかかる後れ毛に佐伯は、身震いするほどの色気を感じた。
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