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陽炎日記
第4章 シスターいずみ
 歯茎を擽り舌先で歯並びを確かめ口蓋を舐め回す。実に厭らしい動きだ。
 こんな事を教えたのは誰だ?はい、俺です。自画自賛しながら上はシスターのしたい様にさせてやる。
 その代わり下の主導権は俺が握らせてもらう。
 柔らかな陰毛の叢を超えて指はジットリと湿った秘裂に辿り着く。暖かい肉饅頭を中指と食指でVサインするように開くと奥に溜まっていた愛液がトロリと零れる。それをたっぷりとまぶした中指を秘裂の中。オマンコにゆっくりと挿入ていく。
 第1関節まで挿入ったところで小刻みに指を震わす。
 背筋が仰け反り離れた唇から唾液の橋が架かる。
 「ハアァ~ン。」
 生々しい女の声が聖堂に響く。
 指の動きに合わせて高く低く響く喘ぎ声を聞きながら俺は姿を現す。
 突如目の前に男が涌き出る。こんな不条理な光景も性欲に溺れたシスターは便利な一言で納得した。
 「悪魔。」
 そう、人間より遥かに強い力を持つ悪魔。あのキリストでさえ苦行の末に漸く退ける事が出来た存在。そして死を前に一度屈し神に怨み言を言わせた者。
 いかに深い信仰心があろうが所詮只人に抗えきれるものではない。
 身体を弄ばれても反抗出来ないのは自分が弱いせいでも悪いからでもない。
 キリストですら一度は敗れた存在に最初から勝てるわけがなかったのだ。
 言い訳を思い付くのに刹那の時すら必要なかった。
 顔を寄せると自ら唇を押し当てて舌を挿入てくる。
 オマンコの中で指が動く度に荒い鼻息が漏れる。
 ヂィ~。
 小さな音を立てて背中のファスナーが降りていく。腰上の終点まで降ろしきり肩に掛かった服を払うと支えをなくした布が重力に引かれ落ちる。
 一度オマンコから手を抜き腕に絡まった修道服を床に落とす。
 お堅い修道服の下はやはりお堅かった。
 薄い肌色のパンストから透けているベージュのパンツと飾り気のないベージュの乳バンド。こう言っては悪いがパンティ・ブラジャーなんて色気のある名前で呼んで良い品物ではない。履ければいい、乳房が固定出来ればいい。そんなデザインだ。
 愛液で濡れた指をパンストの上から股間に当てて細かく動かすと焦れったそうに腰を蠢かせる。さっきまで指先だけとはいえ膣内を刺激されていたのだ。一度蜜の味を知った身体にオママゴトの様な愛撫が満足出来るはずがない。
 
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