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第2章 一緒に

勃起だ…
拓斗のペニスを見て、桃香は思った。

もちろん、勃起ペニスを見るのは、桃香にとって生まれて初めてだ。

桃香の記憶にあるペニスは、イトコの未就学児のペニスと、医学書にあったペニスの写真と断面図イラスト。
ペニスは勃起してなかった。

桃香の父親は生真面目な人で、桃香が小学校高学年の頃からは、風呂上りでも桃香にペニスを見せないように気をつけている。

ペニスをじっと見ることは、桃香にとって恥ずかしい。
むっつりスケベな女子であることが、拓斗にバレてしまう。
でも、好奇心が勝る。
椅子に座ったまま、桃香は拓斗のペニスを観察する。

拓斗の白いペニスは仮性包茎で、勃起しても亀頭は露出していない。