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女流作家~君を愛すればこそ~
第8章 帰国

「いやん…やめて…恥ずかしい…」

レズビアンの彼女にとって
花弁の香りは
体をとろけさせる甘美な香りだった。

彼女をレズビアンだと知らない晃は

「自分の香りで感じるなんて、
よほどの変態なんですね」となじった。

「今度は僕の匂いを楽しんでくださいよ」

さあ、どうぞと言いながら
晃は無理やり節子をひざまずかせる。

桐子が目を覚ますかもというシチュエーションに
晃は異常に興奮していた。

神経の昂学(たかぶ)りは
素直に下半身に現れていた。
男の怒張が早く自由にさせろと
パジャマの中から叫んでいた。

「ほら、生の香りを嗅がせてあげますよ」

晃はぐいっとパジャマのズボンとパンツを
同時にずり下げた。

飛び出たペニスが節子の鼻先を叩いた。

「不潔だわ!」

レズビアンゆえに
男根には嫌悪感を抱いていたはずなのに、
一瞬鼻先を叩いたペニスの香りに
節子の女がときめいた。

『いやよ!男なんて最低な生き物だわ!
こんな無様なものを見せつけないで頂戴!』

心で否定しながらも
チラリと何度もたくましい男根に目をやった。

チラチラと見ているうちに
やがてそこから目が離せなくなり
血管の浮き出たたくましいペニスに
体が疼き始めていた。

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