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キャンバスの華
第6章 銭湯の主人と女将
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ここにもこぼれている・・・
ほら、ここにも・・・・
そうこうするうちに女将の手は
股間でおとなしくしている次郎の
大切なモノを撫ではじめた。
「あんた・・・・昨日は
すっごくよかったよ・・・・」
撫でていた手が、
いつしか形を確かめるように
しっかりと握り始めた。
「い、いけません!お、女将さん!
今日は旦那さんが・・・・」
股間に伸びた手を振り払おうと
思わず女将さんの手首を握ってしまった。
その手首の細さが
昨日の帯紐で縛った感覚を覚醒させそうになった。
「あの人は、あんたとこの若い師匠さんに
夢中だろうさ。
ほんと、あのスケベったらしなんだよ、
若い女なら
誰でもいいからヤリたがるんだから・・・」
でも、意外とうちの旦那は・・・
上手なんだよ・・・
案外と、あんたとこの師匠さんも
うちの旦那の上手さに虜になるかもねえ
吐息がかかるほどの近さで
女はそんなことを言った。
『大変だ!!華のもとへ行かなきゃ!!』
お、俺・・・用事を思い出して・・・
そんな口実で女から逃れようと考えてるうちに
女の唇が次郎の唇を塞いだ。
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