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キャンバスの華
第6章 銭湯の主人と女将

「そ、そこは・・・堪忍してください」

華にとって
そこに差し込まれるのは初めてだった。


次郎は舐めたり、少し指で弄ることはあっても、
こんなにずぶりと挿入したことはなかった。


『あああ・・・次郎さんより先に
こんな男に後ろの穴をいたぶられるなんて』

悔しかった。

だが、それ以上になんだというのだ。
この喜びは・・・


指を引くときに襲いくる排便にも似た快感。

指を押し込まれるときは逆に
凌辱にも似た屈辱の喜び。

いつしか華は指の動きにあわせて、
あ!あ!あ!と喘ぎはじめていた。


男は上手だった。

指の注送に捻りを加えたり、
肛門の内壁を指の腹で捏ね回したりした。

排便にも似た感覚が尻穴を襲う。

その感覚が尿意を呼び、
はしたなくも華はわずかに小便を失禁した。


「おや?まっさらの湯に小便かい?
こりゃお仕置きだな!」

お仕置き・・・
なんと素晴らしい言葉の響きなのだろう。

男は華の片足を持ち上げて高々と上げさせた。

その格好は、まるで犬が
電柱におそそをするかのようだった。


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