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シャイニーストッキング
第20章 もつれるストッキング4     律子とゆかり
 93 トライアングルブルー(1)

 私は佐々木ゆかりが訪れてきた時に、偶然にもここの林田社長と電話で話しをしている最中であった…
 まずは帰りの新幹線に乗って直ぐに、山崎専務に新潟支社出張での出来事の経緯の説明をし、この保険会社本社に戻り、とりあえずここ常務室から林田社長にも簡単な経緯を説明するという、ある意味、優先順位の順番とスジを通したカタチを取ったのである。

 もちろん既に、山崎専務には今朝一番に秘書である松下律子から先に詳しく経緯と流れを説明してあったから、簡単に話しは通じ終え、そして林田社長には簡単な承諾という意味での事後説明で済ませたのだ…
 実は、社長と常務という地位名称の違いはあれど、山崎専務の傀儡常務としての私のポジションは林田社長より上なのであるのだが、私自身の元々の体育会系の気質から林田社長に対して決して軽んじられないのであった。

 それに今回の新潟支社への出張は、この◯△生命保険会社の大改革の、まずは第一歩である優秀な人材を呼び戻すという流れでもあったから、一応、同じ本社松本副社長、山崎専務派閥としてのスジをも通したカタチを取ったのである。

 だから、佐々木ゆかりをわざわざ常務室に招くという流れも…
 予想外の新潟支社の秘書をも一緒にコッチに呼び『新プロジェクト準備室』 に異動させるという流れも…
『新プロジェクト準備室』室長としての彼女に対してのスジなのだ。

 いや、本当は…
 電話で簡単に説明をし、後に律子には内緒でこっそりと話しをしておけばよいであろうと考えていた。

 なぜなら…
 私、ゆかり、律子との三人が直接顔を合わせて話しをするという事は避けたかったから。

 だがそれなのに、なぜか、いや、どうやら律子自身がこのゆかりと関わりたい、いいや、こうして直接話したいようで…
 こんな対峙の流れになってしまったといえるのである。

 それに、更に、プラスの蒼井美冴という存在も同席してきてのこの構図、いや、この対峙の時間は…

 佐々木ゆかり…

 松下律子…

 蒼井美冴…
 という、奇しくも私を巡る、いや、自ら招いた関係であるのだが…
 
 この三人の素晴らしい美女達との、正に…
 トライアングルブルー(憂鬱)
 という構図となってしまったのである。




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