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シャイニーストッキング
第21章 もつれるストッキング5   美冴
 110 愛してる…(1)

「あ、愛してる……」
 彼は、大原浩一は…
 わたしの目をジッと見つめ…
 抱き締め、再び唇を、キスをしてきた。
 
「あ……」
 そのキスに心が震え、激しく揺らいでしまう。

 なぜなら…
 その唇から…
 交わす唾液の甘さから…
 流れ入ってくる想いの熱さから…
 彼、大原浩一というオトコとしての、強い思いの覚悟が伝わってきたから…
 そして…
 開き直りも…………

「み……さ…………」
 彼は、そう囁きながら、舌を絡め…
 唇を、舌を貪りってくる。
 
「あ………」
 彼のカラダが熱く、触れ合う皮膚がじんわりと汗ばみ、湿りを感じる。

『愛してる…』
 彼の熱い思いが、唇から怒濤の勢いで流れ込み、あっという間にわたしの心いっぱいに…
 いや、溢れてきた。

『愛してる…』
 わたしも同じ…
 きっかけは不思議な因果の導きだったのかもしれないが…
 今となっては、必然的な流れだと思っている。

『愛してる…』
 そしてそれは…
 二人にとって禁断の想い…
 全てを壊してしまう禁忌の思い。

 だけど…
 違う、違うの…

「ち、違うの…」
 わたしは唇を離し、そう囁き、顔を反らし…
「あ、え?」
 彼の腕から逃げた。

 そして気付くと涙が溢れ、頬を濡らし…
 彼を見つめ…
「ぁ、ち、違う…違う…の……
 ち、違うの……
 う、うん…ち、違う……の……よ………」
 声を振り絞る。

「あ……え……ち、違うって?…」

「……………………」
 
 違うの…
 わたしは、本当に…
 アナタをぐちゃぐちゃに壊したかっただけ…

 アナタの愛なんて…
 いや、違う…

 違うの…

 わたしは…
 アナタを、本当に欲しくなったの…
 愛しているの…………
 
 声に出せない心の想いを必死に込め…
「……………」
 見つめていく。

 涙が、次から次へと溢れ、零れていく…

「あ……み、みさえ………」
 彼は狼狽え、呟きながら、手を差し伸べてくるのだが…
 わたしは逃げる。

 だって…
 今、彼に触れたら…
 融けて、自分が消えてしまいそうだから…




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