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胡蝶の夢
第7章  刑徒





一体何がしたいのか?


自分自身が一番自分を理解出来ない。


僕は…。



「っひ、…ぁああ…っ」



ギュッと自分のドレスの裾を握りしめて、彼女は軽く達したようだった。


身に覚えがある。


必死で気持ち良くないと言い聞かせるのに、刺激に従順になってしまう恨めしい身体。


良いはずなんて無いのに。


達した快感を煽る様に僕は突き立てた指を乱暴に動かした。



「中も気持ち良くしてあげる…」



クプクプと丸呑みするように何処までも咥え込んでいく。


ぐじゅ…こぽっ…



「凄い量の蜜だねぇ…」



彼女の赤いヒダが、血に飢えた捕食者の唇のように僕の指を咥えて離さない。



「ふぅっ、あっ…あぁ……」



快感のすべてを貪欲に貪ろうとする彼女の腰を引き付けると、一層深いところまで指先が沈んだ。



「やけにすんなりと異物を中に受け入れるもんだね、お嬢様。……君、初めてじゃ無いんだ…?」



「……っ」



彼女が弁解しようとするのを阻むように、口を開いたタイミングに合わせて中を抉る。



「…じゃなきゃ、ちょっと触れただけでこんなにビチャビチャになるはず無いもんねぇ…?」



どうせあの黒崎の妹だ。


見掛けどんなに純真無垢なお嬢様に見せていても、騙されない…。










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