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胡蝶の夢
第7章  刑徒





正義が法の下、悪と同等の行為を正当化するように、都合のいい理由付けは僕を断罪の執行人に、彼女を悪の刑徒に変えた。


ドロドロとした復讐の感情に染まってなお、僕の方が正しいと言うことが出来る。


僕はもっと冷酷になれる…。



「堕ちなよ…、現実が爛れるくらいの快楽の底にさぁ」



本当に自分の声なのか疑うぐらいに低い声が出た。


手の中で弄んでいたクリトリスに爪を立て、柔らかな肉の中の凝りに突き立てる様に、ゆっくりゆっくりと埋めていく。



「ひぎぃ……痛ぁっ…」



「あはははっ…。強い刺激は好きぃ?」



「ふぅ……んっ、はぁぁっ」



そのまま捏ねて押し潰すようにすると、聞こえる彼女の声が痛みなのか快感なのか戸惑っている様に聞こえた。


塗り付けた粘液がクチュクチュと卑猥な水音をたてている。



「ねぇ…、気持ちいいって言ってごらん。言うとね……楽になれるよ?貞潔であろうとするから辛いんだ…」



クプッ…


指は下へ滑る様にして、溢れ出している蜜壺に触れた。









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