この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
胡蝶の夢
第9章  華 






「…本当に志願したの?」



「はい、快く承諾していただきました」



馬鹿な奴だ。


いつだったか、「直弥様にお仕えしたい」だのなんだのと言っていたが、本気だったのか。


「圭という有力な後継者がいるのに、出世の望みも無いハズレくじにご苦労なことだね。親父は俺に何の興味も感心も無いんだから、俺に仕える事にメリットなんて無いよ。むしろ、周りの奴らの反感を買うだけさ」



「ご自分の事をそんな風におっしゃらないで下さい」



それなのに寛継は俺に真剣な目を向ける。


そうか、コイツもだ。


俺がコイツをこんなに鬱陶しいと思うのは、寛継が圭の様に自分には無い何か眩しいものを持っているからだ。







/168ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ