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胡蝶の夢
第3章  深淵 




自分が自分である何かを手放した瞬間、世界は青白くぼやけていた。


絶対的な力を思い知る。



「俺の所有物であることを自覚しろ」



言葉と共に痛みが頬を襲った。


思い切り平手をくらったのだ。



「もっと従順にしてやるよ」



休む間もなく反対側の頬も打たれた。


たゆたっていた水の底から無理矢理引きあげられる様に意識が鮮明になっていく。


パンッ


乾いた音と痛みが襲う。


まさか自分が男に押し倒される事になるなんて…、数日前の自分からは想像もしていなかった。



「止めろっ…」



聞き届けられない言葉だけが虚しく空を漂った。


パンッ



「おとなしく鎖に繋がれておいてよく言う…くくっ」



引っ張られて着ていた白いシャツのボタンが飛んだ。


引き裂く音と共にシャツがボロボロになっていく。




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