この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
胡蝶の夢
第3章  深淵 




「こんなに固くして、“嫌だ“も“やめろ“も無いもんだな…」



そう言って頭冠を愛撫する。



「っ……、うぅ……」



痛みでしか無かったものがじんわりと溶けるように消え、甘い疼きにすり代わっていく。


達する前のギリギリを黒崎は何度も弄んだ。



「くぅっ…、ふぁっ……」



「ほら、“きもちいい“って言ってみろよ」



「んんっー、あぁっ…」



言葉を紡ぐ事が出来ない。


自分の口から漏れたとは信じられない様な声が溢れるだけだ。


クチュ…クチュ…


自身の滴りによって滑り、感度は増すばかり。


快感に意識を呑まれそうだ。


真っ白になる。


黒崎は悪魔だ。


どう凌辱すれば一番僕がこたえるかを知っている。


知っていてあえてそうする。


加虐は肉体から精神へと移った。


痛みに悲鳴をあげるよりも、快感に喘ぐ声の方が僕の心を壊すと知っているのだ。


声をあげ、ゾクリと体を振るわす度に自分のあさましさに苛まれるように…。





.
/168ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ