この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
秘匿の闇市〜Midnight〜
第5章 禁じられた二人



ぐちゅ……くちゅ…………


「ァッ……!」

「痛い?」

「っ、んんっ……」


 あさひは首を横に振る。

 学校でも、早熟な少女達が話していた。初めは痛くて泣いたのだとか、相手が男の場合、凹凸が噛み合わなくて断念したのだとか、彼女達の初体験は、甘い思い出に限らなかった。

 あさひは、未知の思いに今また頬を濡らしかけている。嘘のように、快楽ばかりが襲ってくる。


「ハァッ……ぁ……う、そ、はぁっ、入っ、てるんですかぁ……?」

「動かすよ」

「んっ、……ァッ!っ、ぁん……」


 顫える肌にキスや愛撫を這わせながら、彩月があさひの中をまさぐる。肉壁をこすったり最奥と浅瀬にかけてを上下させたり、その攪拌は強引なのに、開かれたばかりの蕾を労っているのが分かる。

 彩月が陰核を刺戟しながら、指を増やした。蹂躙も烈しさを増す。


「あっぁ……!ァ"ァァッ、あん!あああっ……」

「あさひの中、じゅくじゅくだよ。可愛い声。こんなに乱れたら、溺れちゃうじゃん……」

「ァアッ……だてっ……だってぇぇ……アァァンッん……っっ」



 シーツに腰を打ちつけて、全身を撓らせながら、あさひは改めて自覚する。


 彩月が好きだ。剛史や志乃達に向ける好意や安らぎとは違う、この感情は、きっと彼女にしか向けられない。


 育江と暮らしていた頃、あさひはどこかで辛かったのかも知れない。彼女を慕っているのは変わらない。だが女の幸福というものを、分かったつもりで全く分かっていなかった。
/372ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ