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性交旅行
第1章 第一話
待ちに待ったこの日がやっときた。
私ははやる気持ちを抑えて、あまり浮かれて聞こえないように気を付けながら、夫に行ってきますといった。
玄関まできて機嫌よく送り出してくれた夫は、まだにこにこと手を振っている。
その姿を見て少しだけ良心が痛んだが、私は夫に背を向け最寄り駅の方へと歩いていく。
駅の近くにあるコンビニの駐車場に見慣れた車が止まっているのを見て、思わず早足になってしまった。
運転席の窓をこんこんと軽く叩けば、スマホに視線を落としていた彼が顔を上げて私と視線を絡ませる。広がっていく笑みに私も口角が上がり、一刻も早く彼に触れたいという強い衝動にかられてしまう。
彼とはネットで知り合った。
最初はただ誰かに話しを聞いて欲しくて入れた友達探しのアプリだったが、思っていた以上に出会いだけを求める男が多く、まともに話せる人が少なかった。
その中で彼はかなりまともにメッセージをくれて、気づけば夫との性の悩みまで話す仲となっていた。
夫とは結婚して十年が経とうとしている。
二十代前半に結婚した当時は、毎晩のようにことがあったのだが、時が経つにつれて求められることがなくなっていった。ここ一年半くらいはそういう雰囲気にすらなっていない。
私は夫との行為が好きだった。今までにそう何本もの男の人の棒を挿入してきたわけでもないが、夫のはいい具合の長さと太さを持っていて、私の穴にぴったりおさまっては動くたびに穴全体を気持ちよく刺激してくれた。身体の相性がとてもよかったのだと思う。
だから余計にないことが悲しく、求められないことが寂しかった。
そんなことを話すうちに、彼は私の寂しさも穴も埋めて上げたいといってくれるようになった。
はじめはもちろん断った。いくら行為がなくても夫が好きだったし、浮気がばれて離婚にでもなれば私はまともに生きることができなくなるだろう。
私ははやる気持ちを抑えて、あまり浮かれて聞こえないように気を付けながら、夫に行ってきますといった。
玄関まできて機嫌よく送り出してくれた夫は、まだにこにこと手を振っている。
その姿を見て少しだけ良心が痛んだが、私は夫に背を向け最寄り駅の方へと歩いていく。
駅の近くにあるコンビニの駐車場に見慣れた車が止まっているのを見て、思わず早足になってしまった。
運転席の窓をこんこんと軽く叩けば、スマホに視線を落としていた彼が顔を上げて私と視線を絡ませる。広がっていく笑みに私も口角が上がり、一刻も早く彼に触れたいという強い衝動にかられてしまう。
彼とはネットで知り合った。
最初はただ誰かに話しを聞いて欲しくて入れた友達探しのアプリだったが、思っていた以上に出会いだけを求める男が多く、まともに話せる人が少なかった。
その中で彼はかなりまともにメッセージをくれて、気づけば夫との性の悩みまで話す仲となっていた。
夫とは結婚して十年が経とうとしている。
二十代前半に結婚した当時は、毎晩のようにことがあったのだが、時が経つにつれて求められることがなくなっていった。ここ一年半くらいはそういう雰囲気にすらなっていない。
私は夫との行為が好きだった。今までにそう何本もの男の人の棒を挿入してきたわけでもないが、夫のはいい具合の長さと太さを持っていて、私の穴にぴったりおさまっては動くたびに穴全体を気持ちよく刺激してくれた。身体の相性がとてもよかったのだと思う。
だから余計にないことが悲しく、求められないことが寂しかった。
そんなことを話すうちに、彼は私の寂しさも穴も埋めて上げたいといってくれるようになった。
はじめはもちろん断った。いくら行為がなくても夫が好きだったし、浮気がばれて離婚にでもなれば私はまともに生きることができなくなるだろう。