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性交旅行
第3章 第三話
 俺のモノから口を離してゆりさんがそういった。
「だめだよ、そこから口を離しては」
 そういって旦那さんは腰の動きを止めた。ゆりさんがまた口に俺のモノを含むと動き出した。
 旦那さんの考えは分からなかったが、俺もイキそうだったのでここで辞められては堪らなかった。
「んぅ……、んんぅ……」
 俺のモノを必死に口でしごきながら、ゆりさんが喘いでいる。
 旦那さんと同じように俺も容赦なくゆりさんの中を突きあげていたが、二人でゆりさんを犯しているというよりは、旦那さんに二人とも支配されているような感覚に近かった。
 後ろに手をつき見上げた先に旦那さんの顔があって、ガンガン腰を振っているからかもしれない。
「んんぅ……ふぅん、んっんっぅ……」
 ゆりさんの喘ぎ声が大きくなり絶頂を迎えつつあるのが分かった。
「俺も……イキそう……出るっ……」
「中に出すよ……」
 三人の動きがシンクロし、今まで味わったことのない大きな快楽の波に飲み込まれた。
 ゆりさんの口の中にほとばしらせた液体は、もっと深くへと入っていく。ゆりさんは、身体をびくびくと痙攣させながらも、最後に一滴まで絞り取ろうと貪っているようだった。
「はぁはぁ……。上の口も下の口も、全部絞り取ろうとしているのかい?知らないうちに、貪欲になったものだね。まだ中で苦しいくらいに締め付けてきているよ」
 荒い息を吐きながら、旦那さんがそういってゆりさんの背中を撫でた。撫でられながらまたびくびくと身体を震わせて、やっとゆりさんは俺のモノから口を離すと布団に顔を埋めてしまった。
 ゆりさんから引き抜いたイチモツを旦那さんはティッシュで軽く拭き、ゆりさんの横に寝転がった。
 ゆりさんは旦那さんの胸に潜り込み、俺は途端に一人になってしまう。
 俺はいたたまれなくなってシャワーを浴びることにした。

 俺が戻ると二人はすやすやと寝息を立てていた。
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