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性交旅行
第2章 第二話
 彼が一人でチェックインを済ませ、部屋に入ると私は彼の首に腕を巻き付かせていた。
「もう我慢できない……。早くしよ……」
 そういった私の唇を彼が唇でふさぐ。
 少しだけ口を開けば、彼の舌がぬるりと入ってきて、私の舌と絡み合う。
 はぁはぁと荒くなる息。それでも、彼の舌に自分の舌を絡めることに夢中で、その動きはどんどん激しくなっていく。
 背中を撫でていた彼の手はワンピースをたくし上げ、むき出しになったお尻を掴んでいた。
 力強く揉まれながらぐっと引きよせられれば、ズボン越しでも硬くなっているのが分かるイチモツがぐりぐりと押し付けられた。
 その感触にさらに興奮して、彼に胸を押し付けながら彼のお尻を撫でた。
 ブー……ブー……。
 突然のスマホの振動音に、彼の唇が離れる。
 電話がかかってきているのか、振動し続けているスマホをポケットから取り出し画面を確認すると、会社からといって彼は部屋を出て行ってしまった。
 盛り上がってきた気持ちが突如宙ぶらりんになってしまい、私は部屋を適当に回った。
 あまり会えない分、ホテル代がかかってこなかったから、今回の旅行では少しいい部屋にしたよ。
 旅行に行くことが決まって予約をかってでてくれた彼は、嬉しそうにこの旅館の話しを私にしてくれたっけと思い出す。
 旅館は隠れ宿っぽい雰囲気があり、部屋には全室露天風呂が付いている。料理もサイトを見た限りとても豪華でなんの不満もない宿だった。
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