この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
空の記憶~あなたと私と彼、それから~
第9章 第三話【波の音】 絶望の果て 
 幸は力ない足取りで歩いた。半月が漆黒の夜空に浮かんでいる。月さえ今の幸の眼には映じてはおらず、幸は緩慢な動作でひたすら歩き続けた。亮平の家は村外れにポツンと一軒だけ離れて建っている。申し訳程度の庭には、銀色の月光を浴びて、うっすらと色づき始めた紫陽花が植わっている。庭ともいえないようなささやかな庭を横切れば、そこはもうすぐ海であった。
/865ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ