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祈り姫 ~甘い香りに惹かれて~
第6章  ~糖度注意報~

「一緒にケモノになろ?」

「その誘い文句…………サクは俺を困らせる天才だな」

 ルカは眉根を寄せ苦笑しながらも何処か嬉しそうに顔を綻ばせた。
 
 ふとっ、気がつけば部屋は明け方から白んだ色へと変わっていた。天蓋のカーテンの向こうの窓から朝日が差し込む。

 ルカの逞しい躯が鮮明に見える。
 硬く隆起した彼にサクナはコクっと喉を鳴らす。
 

 ぬちゃと秘めた場所に雄の部分をあてがい上下に擦る。その行為すらもイジらしく震える内部が今かと待ち受ける。

「挿れるよ」

 膝裏を持ち上げ熱く潤んだ内部にグッと押し込む。

「あ……っ、うぅ!」

 それだけで気をやりそうになりサクナはグッと堪えた。久しぶりに味わう猛々しいものに躯も心も歓喜に震えた。



「……狭いな。あんなにならしたのに」

 サクナの気持とは裏腹にルカは息をついて眉根をひそめた。

「…………ルカが大きすぎるんだよ」

 何となく悔しくサクナは独りごちるように言う。


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