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祈り姫 ~甘い香りに惹かれて~
第6章 ~糖度注意報~
「いきたい? それとも欲しい?」
正直、もうわからなくなる。
意識が朦朧とし、得られない事に困憊してくる。
楽になりたい…………けど。
「欲しい……ルカ、一緒に…………」
「辛くない?」
「…………辛いのは、ルカでしょ?」
だが、ルカはフッと微笑む。
「サクの可愛らしく達くとこ見るのは好きだよ?」
サクナは胸がきゅーと鳴る。
恥ずかしげもなくそう伝えるルカに戸惑いと優越を感じてしまう。
香りに惹かれ求めあうのが虚しく思ったが、どちらかといえばこのまま達してしまうことのほうが寂しい。躯を悦楽の先に導いてくれる、それはなんとも言えぬ快楽の頂点。
しかし、一緒に気持ちよくなるほうが、何倍も満たされた気持ちになる。