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祈り姫 ~甘い香りに惹かれて~
第6章 ~糖度注意報~
「ふぁ、も……いっちゃう」
サクナは緋色の瞳を潤ませ訴える。
穿たれ揺れる全身も緋色に染め、眉根を寄せ喉を仰け反り嬌声をあげる。
「その顔、堪んないな……俺も、達きそうだサク」
合わさり肌の体温も熱く息が乱れ、繋がる躯は甘く蕩けあう。
どちらのともわからぬほどひとつになり。
「あ、あっ……っ!」
抱えられた膝をピンっと宙を蹴り爪先までもが痺れ、躯の内側が彼の律動を受けながら痙攣する。
「くっ、ごめんもう少し付き合ってサク……っ」
切なげに熱き声が妙に色っぽく。
サクナは失いかけた意識を少し取り戻し、虚ろな表情で頷いた。
長い痙攣が続く中、ルカの熱く猛々しいものがひときわ大きく膨れあがり、痺れる最奥をガッと強く突かれた瞬間────
サクナは表情を綻ばせ意識を手放した。