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祈り姫 ~甘い香りに惹かれて~
第8章 ~天使の微笑みは淫らに咲く~

「さ、サク!?」
ルカは声を裏返しサクナの手を止める。
こんな状態のサクナに欲望を鎮まらせるなど皆無、だからこそ自分は堪えねばならない。
「……ダメ?」
サクナは熱くたぎるのルカのソレを取り出し、上目遣いでおねだりをするように甘えた声をだす。
────全然駄目じゃない。むしろ…………
正気なサクナがそれをしてくれるのなら、喜んでお願いしたいぐらいだ。
きっと。酔が醒めたらサクナは怒るかもしれない。ルカはサクナに嫌われてしまうのではと、それが頭をよぎる。
「……駄目じゃないけど、嫌じゃないの?」
「ううん、ルカを気持ちよくしてあげたい。いつも気持ちよくしてくれるから」
「あ……うん、気持ちは嬉しいけど」
しかし、お構いなしにサクナはニギニギと愉しそうに弄ぶ。
その手は酔っているせいかいつもより熱くて柔らかく手のひらが吸い付いてくる。

