この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
祈り姫 ~甘い香りに惹かれて~
第10章  ~暗闇の誘惑~


「そう? ルカは広いほうだと思うけど?」

「…………わかってないし。サク、気をつけろよ。ヴィストはしばらく王宮にいるから」

「気をつける? ヴィストーター様は危険な人なの?」


 悪い人ではなさそうだけど、ルカはヴィストーターの事が気に食わない様子だった。

 補佐官の監視役に選ぶくらいだから信用している人物だと思うだけにルカが機嫌が悪くなる理由がわからない。

 気をつけろと言われても何に気をつけるのか、彼は危害を加えるつもりなのだろうか。


「ああ、危険人物だ。アイツは俺の婚約者だからと言って遠慮する奴じゃない」

「悪い人には見えないけど」

「…………悪気がないから困るんだ」


 ルカがそこまで言うならそうなのだろうとサクナは納得する。良い人に見えてもサクナは疎まれる事が多い。ヴィストーターもそういう人なのかも知れない。

 

/780ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ