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祈り姫 ~甘い香りに惹かれて~
第11章 ~ 落花流水の情~

ルカはサクナの瞳をみつめそっと顔を寄せた。
ふわっと香る甘い香り。
優しく愛しむように唇を啄む。
甘い吐息がかかり、くちゅと音をたて下唇を摘み甘く噛む。
「んぅ」
ルカの腕に力が加わりサクナを強く抱きしめる。
甘い香りが混じり合い、ぬるついた感触が心地よい。口端から互いの息が洩れ角度を変え、くちゅくちゅと、唾液を纏わせ舌が絡みつく。
心も躯も熱く気が高鳴る。
ルカの舌がサクナの口腔を這わせ、あらゆるところをヌルヌルとくすぐる。
「……んぅ、ん」
何度も交わしたはずなのに、やっぱリ慣れない。

