この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
祈り姫 ~甘い香りに惹かれて~
第11章 ~ 落花流水の情~

ルカの揺れる髪が頬を擽り、ルカの手がサクナの髪を撫でる。愛しげに、深く求めあう口づけは、心地よいのに、躯の芯を熱くする。
「っ、ん……」
悦に震える胸に、ルカの手のひらがそっとドレスの合間に忍び込んでくる。すくい取るように、包みながら揉みしごき、親指の腹でその頂きを弄る。
口腔を蹂躙されながら、胸を刺激され、呼吸は乱れてゆく。んっく、と何度も息を呑みながら、甘い吐息を洩らす。
人差し指も添えられ、くにくにと、尖りを摘み指の腹で擦り始める。
「あ……っ、ふぁ」
一度達した躯は敏感になり甘い感情に腰が引け下腹部が震える。サクナは眉尻を下げ断続的に甘い呻きを吐き出す。
「その悶える顔、堪んない」
「ぐぅぅ、み、ないで……」
恥ずかしがるサクナは、唇を噛み締め、頬を赤く染め震える腕で必死に絶える。その姿をルカは愛おしげに見つめていた。

