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第11章 　~ 落花流水の情~

　噴水のせせらぎが静かになった温室から聞こえてくる。激しく達し内側に感じるルカが吐精の余韻に蠢くたび、星が弾ける快感が何度も続く。


　頭がホウホウとし、からだが重くルカにのしかかり、ドクドクと伝わってくるルカの鼓動を感じた。




　心身ともにしみじみと満たされ、ふんわりと優しい空気が流れる。次第にふたりの呼吸も落ち着いてきた頃。


　気ままに髪を撫でるルカの手が腰元でふと止まる。

　サクナは顔をあげルカを見る。

　瞳を閉じ一定の呼吸を繰り返している。


　────寝ちゃったの…………？