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祈り姫 ~甘い香りに惹かれて~
第12章 ~affection~

不安になってもずっとルカは支えてくれた。
愛することを教えてくれたのもルカだ。
情けないなんて思うわけない。
ルカの為にできる事をしてあげたい。
でも、自分は何もしてない、何もしてあげれない。もっと、ルカの支えになりたい。
きっと、甘えてくれることを望んでる。
そんなルカを見せてくれるのは自分だけだと、特別な存在で在りたい。
けど、それをどう伝えていいのかわからない。
「サク……」
ルカはサクナの頬に両手をあて視線をあわせる。
「お前は……変わらないな。その優しい瞳も、心も」
サラリとブロンドの髪が揺れ、ルカはサクナに深く口づけ、熱い舌で柔らかく口腔をほどいた。

