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祈り姫 ~甘い香りに惹かれて~
第13章 ~花嫁の苦悩~
サクナはルカの気持ちが少しわかる気がした。
躯に触れたり舐めたりと、嬉しそうにルカはサクナを気持ちよくしてくれる。
サクナは与えて貰うばかりで申し訳なく思い、ルカの為にと何かしてあげたかった。
でも、いざこうして逆の立場になると、自分の手で敏感に反応するルカに愉しくて刺激的だとわかる。
何かしてあげたいってことは、自分の喜びにもなるんだ…………
そう思うと、少しルカの表情を見たくもある。
「ルカ……」
「……ん……?」
「こっち……向いて」
ルカは振り向くと、サクナを抱きかかえ膝の上に跨らせた。
「サクも触って欲しくなった?」
いつもと違うしっとりと濡れた髪、艷めいた熱っぽい視線に胸がきゅっと鳴る。