この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
祈り姫 ~甘い香りに惹かれて~
第13章 ~花嫁の苦悩~
唇を押さえた指は、つつーっと、滑るように喉を伝わせ、胸の間をゆるゆるとさすった。
「……ここも?」
「サクの胸気持ちいいからな。ま、願望だけどそんなことされたらマジでヤバイ」
「して欲しいならしてもいいけど? でも、どうやればいいの?」
サクがシレっと言ったことに、ルカは驚いた表情をする。
「えっ……いいの? 嫌とか、恥ずかしいとか。それはさすがに……って」
「嫌なら言わないよ。恥ずかしい事なのソレ」
「あ……言わなきゃ良かった……お前の羞恥の基準が良くわからないな」
ルカはクスクスと笑いなが目を細めた。
サクナ自身もその基準がわからないから、苦笑するしかない。