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祈り姫 ~甘い香りに惹かれて~
第14章  ~それぞれの幸せのかたち~

 硬く敏感になった小さな蕾をヌルヌルと舐めまわし甘い刺激を与える。


 心を許した好きな人とはいえ、やはり秘部を舐められるのは躊躇いと羞恥心が湧いてしまう。

 だが、その快感を知る躯は恥じらいをも超え、強い興奮となりそこはさらに熱くなる。



「……っ、そこは……ふぁぁ」

「好きなんだろ?」


 ただでさえ恥ずかしいのに羞恥を煽られ、それが快感になるから困る。


 息が洩れ、シーツを握り締めながらどうしてそこがこんなに気持ちいいのかわからないほどサクナは躯を戦慄かせる。


 昂る躯が熱く、震えてくる脚。
 サクナは自然と浮きでる涙を滲ませその悦に堪える。

 ぴちゃぴちゃと水音が響く広い部屋、サクナの震えた甘い声が鳴り響く。


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