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祈り姫 ~甘い香りに惹かれて~
第14章 ~それぞれの幸せのかたち~

「喰ってもいい?」
目と目が絡み、ルカはサクナに着せたバスローブの帯紐を解き脱がせてゆく。口づけを交わしながら自身のローブも脱ぎ捨てサクナをベッドに沈める。
清らかなシーツの引かれたベッドに横たわりふたりは身をかさねた。
互の髪はまだ乾いてもなく、しかしそんなことも気にもせず、ルカは首筋、鎖骨、と躯に舌を這わせながら、桜色に染まったサクナの柔らかな肌に華を咲かせてゆく。
ルカの熱い舌のすぐ側を彼のしっとりと濡れた髪がともに肌を冷たく濡らしていった。
腿裏を持ち上げ、ルカはサクナの蕾に唇をつけ優しく摘み舌先でチロリと撫でる。

