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祈り姫 ~甘い香りに惹かれて~
第14章 ~それぞれの幸せのかたち~
「サクのいく顔堪んない……もっといかせたくなる」
「ん……もぅ、やだ……」
「やだ? ……そっか、残念」
ピタッとルカはその場で位置を止め動きをとめた。
「このままでもいい? お前の中にずっといたい」
「…………んぅ」
ふあふあと快楽の浮遊感が続く。
中で感じるルカに少しでも動かされると、すぐにまたいってしまいそうになる。
「……おかしい、躯……おかしく……なった」
撫でられる髪までもが性感体にでもなってしまったかのよう。
胸を上下させ、サクナは途切れ途切れに呟く。
サクナはルカの胸板に手を添えおでこをつけ、はあ、はあ、と呼吸を整える。
「……はぁ、可愛い……っ我慢しなきゃダメ?」
そんなサクナをよそにルカは堪えが利かない様子でサクナに甘くおねだりする。
クラっと揺れる脳がルカの甘い声に反応する。
ルカに思わず委ねたくなる……流されてしまいそう。