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祈り姫 ~甘い香りに惹かれて~
第14章 ~それぞれの幸せのかたち~
それほどずっと続く快感の波がどこかこわい。
ぷかぷかと小舟で海を漂うなか、転覆してしまいそうな戦慄き。
「……じゃあ、少しだけ……だぞ」
ルカはサクナを引き寄せギュッと抱きしめた。
くちっと腰が動き、僅かな揺れが奥地を疼かせた。
じくっと熱いものか溢れ、内部でルカの精と混じりぬちょりと襞が収縮しかけるルカを咥える。
ルカを感じすぎて躯が落ち着かない。
強引なルカにも、優しいルカにも躯が反応してしまう。
好きすぎておかしくなったのかも……
「……ねだってるようにしかおもえないんだけど」
「え……?」
「腰……くねくね動いてる……ぞ?」
サクナは知らずのうちに腰を揺らしていた。
「あ、ち、違う……」
躯が落ち着かないせいだろうか、そう反論しようと思ったが。ふと、反論する意味かあるのか疑問に思ってしまう。