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祈り姫 ~甘い香りに惹かれて~
第14章 ~それぞれの幸せのかたち~
「ね……ルカ」
「ん?」
ふわふわと浮遊感に揺られ、何度目かの星の瞬きを迎えたとき。
「ルカは……辛くないの……?」
サクナはやや掠れた細い声でルカに訊く。
痙攣なのか痺れなのか、何度も達っした内部は敏感になりすぎトロトロに蕩けるように熱い。
その中にもう自分の一部なんじゃないかと思うほど、ルカの果てぬ欲望と繋がったままでいた。
「……正直言うと……辛いかな?」
「うん……だよね」
「でも、本音を言うと……ずっとこうしていたい」
サクナは、ルカの言葉を理解しようとしたがやはりわからず、ん? と首を傾げた。
ルカは苦笑しながらサクナを見つめる。
「サクの中……すごくホッとする。包まれてる感じが心地いいんだ。でも、欲情に負けてガツガツ喰いたくなる」
「…………ルカ、我慢してるの?」
ルカは「んー」と呻なりややあって…………
「違う……けど、違わない」
「意味わかんないよ…………ね、ルカ……一緒にいきたくないの?」