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祈り姫 ~甘い香りに惹かれて~
第14章 ~それぞれの幸せのかたち~
「サク……そろそろ、本気でヤバイかも」
「ん……いいよ……ルカ」
ルカはサクナのオデコに口づけをしギュッと自身に寄せ抱きしめた。
その仕草にウットリとした時……
「っ! …………!」
それは声にも出せぬほどの驚きと、脳を突き抜ける快感。
その快感に腰が引けそうになるほどで、しかし躯はルカにしっかりと抱きしめられよじることもできないほど。
「あ……っ………っくぅ」
震え声にならない細い喘ぎ、サクナは息をつぐのに精一杯だった。
ずっと……ずっと、快感の淵を泳ぎ続けた躯は一気にその欲望をはき出そうと熱く高鳴った。
謎めいた甘い戦慄き、恥骨を押し付けられながらズンズンと揺らし擦れる蕾のあたりから尿意すら感じる。
「はぁ……はぁ……んぅ……っ!」
何も考えれないほど、目の前がクラクラと白く弾ける。
耳元で聞こえるルカの荒々しい息がよりサクナの快感を高めた。
「ハァ……っくぅ……出してもいい、サク……っ」
横抱きされていた躯は気がついた時には背中をベッドのシーツにみっちりと沈めていた。
サクナは眦に涙を浮かばせながらコクコクっと頷く。お互いの躯は既に汗だくで全身が濡れていた。