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祈り姫 ~甘い香りに惹かれて~
第15章  誕生祭 ~舞踏会の華たち~ (前編)

「サクナ、体調はだいじょうぶなのか」

「うん……別にいつもと変わらないけど」

「そうか…………あの日か?」

「なっ! 違うわよっ!」


 術者の威力は本人の体調に大きく反映される。

 祈り姫として全盛期であるサクナは、リキマシア国周辺の邪気を完全に祓うことが出来る。
 しかし、邪気は常に発生しもって一日、だから祈り姫は毎日祭壇にて祈りを捧げる必要がある。

 体調が万全ならの話だが。

 健康が取り柄のサクナもあの日だけは流石に邪気を完全に祓うことは不可能である。


「そっか……なら、やっぱりルカの言ってた通りなのか、どっちにしても万全じゃないみたいだな」

「でも、祈ったのは昨日だし、それなら昨日から体調が崩れてたことになるけど?」

「そうなのかもしれないぞ、お前が気づいてないだけで」

 
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