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祈り姫 ~甘い香りに惹かれて~
第20章 ~過去から未来へ~
「サクの笑顔は俺を幸せにしてくれる、だから護ってみせる、お前と、俺たちの未来を」
「ルカ……」
「このままじゃ挙式もあげられない。産まれてくる子供のためにも幸せな日にしなくちゃ」
「うん、ルカの誕生日だしね」
「また、悩むこともあるかも知れない、その時はここで泣かせて?」
と、ルカはチュッと胸元にキスをした。
「……うん、泣きたくなったらいつでもかしてあげる。その代わり……」
「最後に笑え……だろ?」