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祈り姫 ~甘い香りに惹かれて~
第22章 ~二人の未来~
危険視されたコスモ国のスオウは自ら辞任し、その地位を捨てた。
懸念された争いは回避された。
現在、コスモ国は独立し王宮制度を廃止した。
自然保護団体が中心となり、政治は民が決めた代表者が務めることとなる。
新しい国の形、今でもコスモ国は星の中心となる大国、大都市である。
旧国王が築き上げた文化を引き継ぎ、国王一族は会社を設立し、自然保護団体と共に星の為となる技術の開発を模索している。
年々、増加する術を持たぬ者たちのため、やはりエネルギーは必要不可欠。
リキマシア国を始めとする諸国の支援を受け星全体がひとつとなり、エネルギー問題に取り組む。