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女性教師の逢瀬
第2章 罠
「せ、先生。ぼ…、僕の童貞もらって下さい!」
突然の懇願。正樹くんが童貞かどうか、少し気になってはいたが、童貞だったんだ。
「ぼ、僕、ずっと先生に童貞もらってほしかったんです。」
そうか、正樹くんは、ずっと前から、私と初めてを経験したかったんだ。今の状況は、私が仕組んで、私の思惑通りに事が進んだ帰結。でも仮に、私に正樹くんを陥れる意図がなかったとしても、こんなふうに、顔を真赤にして、羞恥と緊張で全身を戦慄かせて、本気でお願いされたら、正樹くんの童貞もらってたかも…。
「分かったわ、林崎くん。君の童貞、もらってあげる。」
正樹くんの顔に、驚きと喜びが溢れる。
「でも、私と林崎くんだけの秘密よ。誰にも言っちゃだめよ。」
「は、はい、先生。誰にも言いません。」
「童貞捨てたって、林崎くんの友達に自慢なんかしちゃだめよ。」
「はい、誰にも言いません、先生。」
目の前に性交と言う餌をちらつかされている状況でする約束なんて、当てになんかならない。でも、ここは正樹くんを信じるしかない。そもそも、私も我慢の限界。正樹くんが童貞を捨てたい以上に、私が正樹くんの物を貪りたい。
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