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女性教師の逢瀬
第6章 おあづけ
あの日から、正樹くんと、定期的に躰を重ねるようになった。休日は、必ず。平日も、週に1〜2回逢う事が、習慣になった。それはそれで、私の肉慾を、充分に満たしてくれる。ただ、平日の逢瀬は、時間的な余裕がなく、事務的な性処理になってしまい、物足りない。その代わり、休日の逢瀬は堪らない。朝から夕方まで、お互いの肉慾に忠実に、ひたすらまぐわう。とても官能的だ。常に、週末が待ち遠しい。

そんな、待ちきれないほど狂おしい週末があると、日常生活においても、何かとときめく。しかし、学校では少々仇となる。生徒を見れば、即、正樹くんの事が思い浮かぶ。彼の事が思い浮かべば、必ず、正樹くんとの性交を想像してしまう。それだけなら、ショーツに小さなシミが付く程度で、大した問題ではない。一番の問題は、私と正樹くんが同じ高校の教師と生徒であり、私が正樹くんのクラスの古典の授業を受け持っている事。そして、正樹くんのクラスの授業中は、小さなシミ程度では済まない。
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