この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ただ犯されたいの
第12章 【お風呂の中でイケナイ性教育】
「よくさ、親の恋愛とか気持ち悪いし聞きたくないって奴がほとんどなんだろうけどさ、俺はマジで許せないから」
「え…?」
「今はまだ、他の男に触らせたり弱いとこ見せたりしないでほしい」
「え、ちょっと可愛いんだけど!?ヤキモチ?」
「バッカ!そんなんじゃねぇよ!」
「ん〜嬉しい!その言葉だけで充分満たされたわ、ね、もう1回ハグして良い?」
「ヤダよ、何するんだよ」
嫌がる息子が可愛くて仕方ない。
じゃれ合ってるうちにソファーに一緒に倒れて覆い被されてしまった。
わぁ……恋愛漫画とかでよくあるシチュ。
全然ドキドキしないだろうけど息子は。
「アハハ、重くてごめんね」
戯けて見せたけど一瞬で下半身が固くなるのを感じた。
えっと、この状態はヤバい。
「ねぇ、退いてよ、起きれないじゃない」
「他の男に笑ったりすんなよ、良い顔してんじゃねぇ」
「え?そんなのしてた?うーん……ごめん」
「酒くせぇし」
「お、ごめんごめん」
ならいっそのこと離れなさいよ。
ハーってしてやろうか?本気で嫌われちゃうな。
「本当、マジでムカつく」
「だからごめんってば…っ」
ハイハイ…と追い払おうとしたら強引にも唇が重なる。
それもほんの一瞬で押し退けた。
でも、いつの間にこんな男の子の力に育ってたんだろう。
もう勝てる気がしない。
酔いもあるけど頭は冴えてるのに。
「これ以上はダメ、言ったでしょ?」
「嫌だ……あの男のところに行っちゃうでしょ?」
「はぁ?本当何もないから!上司と部下!それだけ!酔った私を介抱してくれたの、人として誠実な行為よ」
「もう外でお酒飲まないで」
「……わかった、もうしない」
ごめんね、心配かけちゃったね。
親として大反省。
やっと離れて身体を起こしてくれた。
性懲りもなく私は「家飲みは良いよね?」なんて服の裾引っ張ったりなんかして。
「俺の前だったら良いよ」と自然にキスしてくる。
一度目がまるでなかったかのように。
舌挿れてきて一瞬身体がピクッと反応した。
ちょっと待って、相手息子だから。
この手振りほどかなきゃ。