パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第10章 【お爺ちゃんとお留守番しようね】

「お義父さんすみません、急用が入ってしまって…」




実家から歩いて数分の高層マンションに暮らす息子夫婦。
長男の嫁は看護師をしていて急なシフト変更があったのだろう。
可愛い一人娘をマンションに置いておくのは不憫に思い、学校から帰ってきたら娘を連れて私の元へやって来た。




「あぁ、えぇよ、仕事やろ？気にせんと行っといで」




まだランドセルを背負ったままの孫は小学3年生だった。
ニコニコしながら部屋に上がってく。
嫁が「良い子にしてるのよ？お爺ちゃん困らせたらダメよ」と言い聞かせ私にも頭を下げて仕事に向かっていった。




こんな事はしょっちゅうあった。
妻に先立たれ独りになった私の元へ近くにマンションを買って長男夫婦が移り住んで来てくれたのは嬉しかった。
長男が会社の帰りに寄って娘を連れて帰る。
そんな日々だった。




「杏子ちゃん、手洗いしたら先に宿題終わらせちゃいな」




「うん、お爺ちゃん今日ね、テスト100点取ったんだよ！」




「おぉ、偉いな〜杏子ちゃんは賢いな」




「エヘヘ」




可愛く髪を結んだ、目に入れても痛くない孫の可愛さに私自身も元気を与えてもらっていたようだ。
徐々に孫も成長し、小学6年生になった。
嫁に似てきたのか、キリッとした表情は老いた私でもドキッとさせる妖艶さを顔に出す時があり、驚きつつも見つめているとやっぱり幼い顔に戻っている。




そして嬉しいことに孫はお爺ちゃん子に育っていた。
昔からよく一緒に過ごしていたのもあるだろう。
少し周りと比べてみたらベッタリだったのかも知れない。
部活のテニスにも精を出し頑張ってる姿は自慢出来る孫そのものだった。




妻の仏壇に手を合わせて
「そうだ、杏子ちゃん今夜は杏子ちゃんの好きなキムチ鍋にしようか」と振り返るとソファーに座ったまま寝ている姿があった。
ゴクリと唾を飲み込む。
あどけない寝顔にあろうことか、下半身が反応している事に気付いてしまった。




こんな初老の私でもまだ反応するのか。
相手は孫だぞ。
ただ疲れて寝ているだけの孫はまだ制服姿で背もたれにもたれ頭を預けたまま口も半開きだ。
完全に安心しきって寝落ちしている。