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潮田玲は夢見るような表情で窓の
第1章 でね、聞いてくれる?この前、流れ星を見たの。

ああもう訳わかんない。ボクは女の子だけど彼女らみたいに繊細じゃない。だからますます分からない。
ボクの思考回路はもはや完全にオーバーヒートしている。
自分の頭を冷やそうと、保健室の方に向かった。セーラー服のリボンごしにボクの胸がざわめいた。
「それは私の方から話して…」
エルフ耳の先まで真っ赤に染めた金髪少女が憤っていた。
「うっさいわね! あたしの耳はロバの物でも地獄産でもないわ!」
サンダーソニアは普通の娘じゃない。それで腫れ物扱いされる待遇が不満らしく通りすがりのボクを睨んだ。
まずい。立ち聞きがばれてる。
俺は観念して、
玲の想念をこの場で二人に伝えた方がいいと思い
「えっとね、そのことでまた少し話しがあるんだけど……」
「あっ、何? 何かあった時のためにちゃんと話しっ」
「ちょっと待ってくれ、今日はもう学校終わったし、もう帰る時間じゃないか?なんでそんな話をするんだ?」
「え……だって今日は午後から用事があって遅くなるから、それに……」
「はぁ、そうか。それじゃあ、仕方ない、
今日はもうお開き、俺も帰るからな。」
俺はそう言って急いで席を立った。
そして、そのまま職員室の方へ行き、教師に
「この件について、詳しく話があるから俺に知らせていってくれるかな?」
と頼んだ。
「はい……、はい、分かりました。
……それでいい?」
「あぁ、いいぞ。それじゃあ、お前の方はお前が話すから、俺は帰るわ。」
「わかった、よろしくお願いします…………」
「あぁ、あと、後ろの二人も……」
そう言いながらその職員室の扉の方を見ると………。
「おっ、来た来た。」
「あぁ、悪い。じゃあ、行こっか。」
「うん、また後で。」
そう言って職員室に戻る二人の二人の様子を、その日は俺は職員室に聞いていた。
(というわけだ……)」
と言って聞かせると玲は目を輝かせ、興奮した口調になった。
一方の沙世子は黙って俯いていた。
その時の彼女はどんなことを考えていたのだろうか。
☆★☆★ 潮田玲視点
☆★☆★ *****
(やれやれやっと解放された……でも良かった、これでやっと帰ることができる)と安心している私だったが、
「おい、ちょっと待ちたまえ。」
という声をかけられてしまったので仕方なく振り向いた。
ボクの思考回路はもはや完全にオーバーヒートしている。
自分の頭を冷やそうと、保健室の方に向かった。セーラー服のリボンごしにボクの胸がざわめいた。
「それは私の方から話して…」
エルフ耳の先まで真っ赤に染めた金髪少女が憤っていた。
「うっさいわね! あたしの耳はロバの物でも地獄産でもないわ!」
サンダーソニアは普通の娘じゃない。それで腫れ物扱いされる待遇が不満らしく通りすがりのボクを睨んだ。
まずい。立ち聞きがばれてる。
俺は観念して、
玲の想念をこの場で二人に伝えた方がいいと思い
「えっとね、そのことでまた少し話しがあるんだけど……」
「あっ、何? 何かあった時のためにちゃんと話しっ」
「ちょっと待ってくれ、今日はもう学校終わったし、もう帰る時間じゃないか?なんでそんな話をするんだ?」
「え……だって今日は午後から用事があって遅くなるから、それに……」
「はぁ、そうか。それじゃあ、仕方ない、
今日はもうお開き、俺も帰るからな。」
俺はそう言って急いで席を立った。
そして、そのまま職員室の方へ行き、教師に
「この件について、詳しく話があるから俺に知らせていってくれるかな?」
と頼んだ。
「はい……、はい、分かりました。
……それでいい?」
「あぁ、いいぞ。それじゃあ、お前の方はお前が話すから、俺は帰るわ。」
「わかった、よろしくお願いします…………」
「あぁ、あと、後ろの二人も……」
そう言いながらその職員室の扉の方を見ると………。
「おっ、来た来た。」
「あぁ、悪い。じゃあ、行こっか。」
「うん、また後で。」
そう言って職員室に戻る二人の二人の様子を、その日は俺は職員室に聞いていた。
(というわけだ……)」
と言って聞かせると玲は目を輝かせ、興奮した口調になった。
一方の沙世子は黙って俯いていた。
その時の彼女はどんなことを考えていたのだろうか。
☆★☆★ 潮田玲視点
☆★☆★ *****
(やれやれやっと解放された……でも良かった、これでやっと帰ることができる)と安心している私だったが、
「おい、ちょっと待ちたまえ。」
という声をかけられてしまったので仕方なく振り向いた。

