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スワッピング入門+(続)+(3)妻が見知らぬ男に犯される時
第34章 懺悔
「い、淫乱・・・淫乱なのぉ・・・。」

不意に顔を上げ、声を絞り出した。

大粒の涙が口の中に入っていく。

「かおりさんっ・・・藤本さん達とのことが、頭によぎって・・・。」

かおりさんの腕を掴み、必死に訴えている。

「頭の中が真っ白になって・・・・そして・・・自分からぁ・・・。」

そこまで言うと、こみ上げるものに言葉が続かなかった。

「うわぁー・・・・ああぁー・・・・ん・・・。」

再び、かおりさんの胸に飛び込み、叫ぶように涙を流していく。

どれほどの時間がたったのだろう。

部屋の中は時計のかすかに刻む音と、裕君の寝息が聞こえるほど静かだった。

私はかおりさんの肩にもたれるようにして、ボンヤリと窓の外の暗闇を眺めていた。

庭の照明に小さな虫が浮かぶように飛んでいる。

月が木の陰から少し、顔をのぞかせていた。
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