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スワッピング入門+(続)+(3)妻が見知らぬ男に犯される時
第122章 旅立ち
「疲れた・・・?」

僕は充実と共に、気だるい疲労感を持て余しながら訪ねた。

「すこしだけ・・・フフッ・・・。」

思い出し笑いの意味の説明は聞くまでもなく、僕は妻の指をギュッとした。

「ねぇ・・・。」

尋ねる映見の甘い声は、本当に可愛い。

「帰ったら・・・いっぱい・・・しよ?」

期待通りの言葉が嬉しくて、胸がジーンとした。

「もちろんさ・・・。」

僕の答えに妻は白い歯をこぼし、握った手をはなした後、指を絡め直してくれた。

アイフォンを差し込んだスピーカーから、心地良いBGMが流れていく。

やがて絡めていた指の力が抜け、小さな寝息が肩先に聞こえ始めた。

僕は妻を起こさぬよう、そっと手を放すとギアをチェンジして静かに加速した。

流れる風景の中に浮かぶ6人の愛おしい顔達に向けて、そっと呟いた。

「さようなら・・・。」

僕達のスワッピングは、こうして本当のエンディングを迎えたのだった。

スワッピング入門3(スリー)妻が見知らぬ男に犯される時―(完)―

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