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スワッピング入門+(続)+(3)妻が見知らぬ男に犯される時
第87章 宴(うたげ)
それは映見に対する男達の気持ちも同じことだろう。

皿を配りながら指が触れた瞬間の恥じらう妻の表情が、それを物語っている。

映見を見つめる男の瞳には、はっきりとした愛情が感じられるからだ。

僕と同じように。

かおりさんが微笑みながら、ネットリとした視線を絡ませてくる。

ぷっくりした唇の弾力が思い出させる。

そらちゃんが秋生の肩越しに、半月の形をした瞳で何かを語りかけている。

スッと伸びた鼻先に、僕は何度もキスをした。

桜さんの上品な顔立ちから送られてくる視線は、僕を母のように包んでくれる。

抱き合いながら放出した快感は、今も全身に残っている。

気だるい倦怠感と酒の酔いで僕の意識は、フワフワと浮遊しているようだ。

愛し合った美女達と、連帯感で結ばれた男達との楽しい宴(うたげ)を心から楽しんでいた。

今夜の夕食は、男達が料理したものだ。

と言っても大げさなものではなく、鍋だったが。

だが、食材は一級品だ。

「凄く、美味しいですよ・・・。」

僕はアツアツの肉を頬張りながら、藤本さんに言った。

「喜んでくれて嬉しい限りですよ・・・。」

顔をほころばせた表情は本当に嬉しそうだ。

「高かったんじゃないですか・・・?これほど見事なスッポンは見たことが無い・・・。」

新藤さんが、ビールに変えたグラスを傾けながら聞いた。

「まぁ・・・そこそこ、には・・・ね?」

いたずらな目を、みんなの顔に向け説明していく。

「でも、想像以上に激しかったですね、今日の・・・・。」

「セックスゥ!」

秋生がおどけた調子でさえぎった。


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